case study

作業事例

ファントムブレーキにご注意ください

アダプティブクルーズで使用するレーダーセンサーです。
レーダーセンサーは電磁波を使用し、障害物から跳ね返り時間を計測することで距離を計測しています。一般的にレーダーセンサーとフロントカメラがセットで使用されています。
更に自動運転車両だと光学式のLiDARを使用し地形や障害物を3Dマッピングしています。

このセンサーはアダプティブクルーズOFF時でも常に前方をモニターし、障害物が接近した際に緊急ブレーキを掛けます。(車種やグレードによってシステムが異なります)
命を預けるリモートセンシングと言っても過言ではありません。

最近、この業界ではファントムブレーキ問題が取り沙汰されています。
これは正当な理由無く突如緊急ブレーキが掛かる非常に危険な不具合です。

弊社にもファントムブレーキで入庫してくる車両が増えてきました。
これらの原因としては下記の要因が考えられます。

・レーダーセンサー、又はカメラ故障
・コンピューターデーター不良(開発時の欠陥)
・センサーアライメント不良、エーミング不良
・事故車

センシング技術について、未だあまり周知されていないのが実態ですが、センサーを伴うフロント廻りの脱着作業、事故修理、リロケーション作業に於いて必ずセンサーアライメント、エーミングが必要になりますのでご注意ください。

メーター上に警告灯が出なくてもセンサーの作動域に誤差が生じます。

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